ぎふの木の住まい協議会 事務局

close close

2024.12.20離れを改装・増築してワンルームの暮らしやすさへ 岐阜県美濃加茂市 Y様邸

富田製材株式会社

BEFORE

娘さん家族との同居を機に、それぞれの世帯が快適に暮らせるよう建て直すことにしたY様。母屋は娘さんに譲り、築26年の4部屋ある離れを、これからの自分たちの〝終の棲家〞としてリノベーションすることに決めた。

永く住み続けられる家づくりに真摯に向き合う姿勢に共感

BEFORE

数社の建築会社にプランや見積もりを依頼し、その中で群を抜いて良かったのが富田製材だったという。「もとは製材屋だったこともあって木の特性に詳しく、モデルハウスを見ても木の使い方がうまいと感じましたね。何よりも家の構造に大変詳しく、永く住み続けられる家づくりを、施主のために真剣に考えていることが伝わってきました」とご主人。例えば、天窓を要望したときに他社ではすぐにプランに入れてきたところを、同社は天窓を設置するデメリットもきちんと伝えてきたという。「ワンルームのような広い空間」の要望には、既存の柱・新たな柱の使い方や、間取りの工夫により、他社よりも開放感のある空間 をプランニング。また工事中には、床下の基礎材の品質のこだわりや、断熱材の吹き付け工事の丁寧な仕事ぶりを確認できるなど、同社の家づくりへの豊富な知識と確かな技術、そして真摯な姿勢を何度も実感できたと話す。

LDKに接した小上がりの和室。普段使いは書斎として

完成した住まいはY様が希望通りの、暮らしやすいワンルームのような空間。L D Kを真ん中に置き、庭が見える側に小上がりの和室を配置。普段はご主人の書斎として、正月など家族が 一同に集まるときは賑やかな食事の場になる。

お気に入りのテーブルセットを生かす空間を提案

一方、反対側は増築して吹き抜けが気持ちのいいロフト付きの寝室を造った。また、リビングの前にはテラスを設け、外でくつろげるスペースも。「妻の大事にしているテーブルセットが富田製材さんの目に留まり、いつの間にかそれに似合うテラスが提案されていました」と、細かい心配りに感心したそうだ。

自然素材と断熱性能の向上で快適な住まいへ

床は節目がほとんどない無垢の杉、壁は調湿・消臭効果があるスイス漆喰のカルクウォールといった上質な自然素材をふんだんに採用。ドアは全て引き戸に変更。床は段差をなくすだけでなく、将来を考え外から車椅子で入れるようスロープも設置した。また、年間を通して快適な住環境にするため、断熱材を天井・床・壁に隙間なく施工。梅雨や夏は壁材の効果もあってサラッと涼しい。「冬は暖かさがやわらかいんですよ」とY様が実感する蓄熱暖房機は、1台で室内全体の暖かさをキープ。終の棲家にふさわしい体に優しく暮らしやすい家になった。

施工:富田製材株式会社

トップへ