2024.12.21地元飛騨の材をふんだんに。冬暖かくワンルームで暮らす住まいへ 岐阜県高山市 M様邸
かさはらの家(笠原木材株式会社)
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築2 5 0年の先祖代々住み継ぐ飛騨の歴史ある家。その間、増改築を何度も繰り返し、最後に手を入れたのが 21年前。リビングと壁で仕切られていたダイニングキッチンは必要以上に広く孤立しており、何よりもリビングからトイレや浴室へ行くのに、冬は寒い廊下を通ることがストレスだったという。
地元の木材を使用した温かみのあるLDK
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リノベーションの大きな柱である、ご主人が考えたワンルームのように生活できる間取り、地元飛騨の材料を使うこと、断熱性の向上を高い水準で叶えてくれると感じたのが笠原木材だった。冬の寒さのストレスは断熱工事と間取りの工夫で解消へ。床と壁、天井に断熱材を隙間なく施工し、さらに床暖房対応の無垢フローリングにすることで底冷えを解決させた。建築材はできるだけ地元のものを採用し、L D Kやキッチンカウンターの腰壁には床のナラフローリングに合わせて同社が保管していたナラ材を施工。天井には飛騨産の杉板を張った。
家事動線も良く明るい浴室・洗面室
奥様たっての希望で、浴室や洗面室はキッチンの後ろに配置。日当たりが良く、L D Kとはドア1枚でつながるので、寒い廊下に出ることがなく家事動線も短くなった。洗面台や収納など必要なもののほとんどを大工の手で造り付けた。
その土地に馴染む自然素材を使用した外観
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外観も自然素材にこだわり、杉板と耐久性の 高い自然素材の白洲そとん壁を場所ごとに使い分け、周りの木々としっくりなじむ景観をつくりだしている。
リノベーションで永く暮らしやすい住まいに
無垢材の香りが空間を満たし、目にも体にも優しい住環境。ワンルームで生活しやすくなった住まいが、これからのご夫婦の暮らしを豊かに彩っていく。
施工:笠原木材株式会社